中国

罰金

先日の専門学校の授業で、 親が中国人で日本に居住している生徒が話していた。 よく知られていることだが、 中国では人口抑制のため1人っ子政策を行っている。 少数民族の場合は適応されないが、 もし2人目の子供が生まれた場合、 中国政府から罰金を課さ…

第2弾

たまたま同僚の先生にいただき、 読んでみるとたいへん面白く、 ベストセラーにもなった日本語教育のマンガ、 「日本人の知らない日本語2」をやっと読んだ。日本人の知らない日本語2作者: 蛇蔵,海野凪子出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2010/…

ベイジン

普段私が読書をするのは通勤の電車の中だ。 それが家に帰ってからも読み続け、 一気に読み終えてしまったのが、 「ベイジン」である。ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)作者: 真山仁出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2010/04/01メディア: 文庫 クリック: 23回この…

マントウ

昨日専門学校の授業を終えたとき、 中国人の先生からマントウをいただいた。 マントウは饅頭と書くが、 「まんじゅう」と読んでしまうと、 中に餡が入っている日本の饅頭をイメージする。 中国のマントウは、 簡単に言えば、具の入っていない肉まんである。 …

フレンドリー

昨日の授業で、 韓国旅行に行ってこられた生徒さんが、 おみやげを持ってきてくださった。 人気ナンバー1のケーキ菓子だったが、 なるほどナンバー1だけのことはあるおいしさだった。 旅行の話もうかがったが、 現地の韓国の人がフレンドリーで、 たいへん…

ガッツ

根性を表すこの「ガッツ」という言葉は、 もう死語であるかも知れない。 日本に定住している中国人の子どもを教えていると、 その多くがガッツがなく、 感情のコントロールができないことに気付く。 もちろん単純な一般化は出来ず、 しっかりした在日中国人…

上海クライシス

仕事の行き帰りの電車の中で、 本を読むことが多い。 今日読み終えたのは、 生徒さんが持ってきてくださった、 「上海クライシス」である。上海クライシス (上) (上海クライシス) (集英社文庫)作者: 春江一也出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/11/20メデ…

反応

中国大陸出身の留学生中心の授業がある。 今年担当しているクラスは、 少々今までと趣を異にしている。 基本的に一様に真面目なのである。 聞いてみると、 現地中国の大学を卒業して来た学生もいるという。 中国の大学と言えば、 大変な競争率を勝ち抜いてき…

万博準備

今期の入門クラスは、 どういうわけだか男性ばかりになった。 それも仕事で中国出張が多い人たちだ。 こういう語学の習い事は、 だいたい女性が多いのである。 出張に行く機会が多いと、 モチベーションが高く、 またレベルアップも速いことが多い。 昨日の…

今年の傾向

先週末から今週にかけて、 専門学校の授業において、 ひととおり新入生のクラスの授業を行った。 今年はこれまでと少し異なる。 これまで台湾留学生中心だった学校にも、 中国大陸や香港からの学生が目立つようになり、 現地の大学を卒業した学生もいる。 そ…

無敵

私も台湾に語学研修に行ったが、 生徒さんでも中国に語学研修に行かれた方がいた。 中国語検定4級に合格した生徒さんだが、 入門クラスから私の教室で学ばれ、 しっかりと確実に学習して基礎を築かれた。 以前私の教室主催の上海旅行に参加し、 上海が気に…

婦女節

昨日は3月8日であった。 日本では言わないが、 中国では「三八婦女節」と言って有名である。 田舎の方では男尊女卑の例もあるが、 一般に中国の女性の強さはよく知られている。 かつてこの時期に中国に滞在していて、 ビルに「三八婦女節」の大きな垂れ幕…

つながる

ご主人の仕事の都合で、 熊本に引っ越された生徒さんからメールをもらった。 引っ越される前にご挨拶に来られた際、 以前の同僚で仲の良かった中国人講師の先生を 紹介しておいたが、 すぐには連絡をとれなかったようだった。 ところが、その生徒さんのメー…

春節の剪紙

今日は家内の実家から、神戸の南京町に出かけた。 神戸南京町の春節祭は今日が最終日である。 切り絵をされる昔の生徒さんが、 イベントコーナーで出店していた。 妊娠中の身ながら、集中して作品作りをしておられた。 それでも春節のイベント出演ももう3年…

盗版

昨日は、専門学校の年間授業最終日であった。 中国大陸出身の学生がほとんどのクラスで、 もう春節に入っているし、 すでに学年末試験も終わっているので、 学生数はいつもの3分の2ほどしかなかった。 みんな帰国しているのであろう。 一応学校側としては…

起立

先ほど専門学校1校の年内の授業を終えた。 こちらは中国大陸出身の留学生の学校だ。 授業を終わって、 「では皆さん、よいお年を。」 と言うと、 突然、全員が起立して、そのうちの1人が、 「今年1年、ありがとうございました。」 と言ったので、びっくり…

温暖化

私の契約している専門学校の中に、 在日中国人の生徒ばかりの授業がある。 みんなそれぞれたまに中国の親戚を訪ねて帰国する。 そのうちの黒竜江省出身の生徒の話によると、 冬に専門にスキーをするようなスキー場はないらしい。 スケートなども川や池が凍る…

そういえばかつて…

民主党が株を上げたと言われている事業仕分け、 その顔とも言える蓮舫という人がいる。 この人は台湾人と日本人のハーフで、 かつて北京大学に留学していたことがあり、 同じく当時留学していた知り合いが 大学で見かけたと話していたことがある。 しかし、…

焼き小籠包

先ほど仕事を終えて帰宅すると、 家内がテレビを見ていた。 その番組の中で、焼き小籠包を紹介していた。 かつて教室の生徒さんと一緒に上海に行った際、 最も美味しかった食べ物として、 記憶に残っているのがこれである。 有名な豫園の小籠包は時間の都合…

つらい経験

今日の専門学校の授業は、 一応日本人学生対象なのだが、 実際には、残留孤児の3世などの いわゆる中国語ネイティブの学生もいる。 彼らは、中国語の読み書きが十分ではないために、 専門学校で改めて中国語を学び、 同時に日本人の社会人としての教育も受…

お供え

昨日紹介した道教の本では、 紙のお金はもとより家や車なども 紙で作って燃やし、あの世の家族に供える、 という話が出てくる。 それは道教だけではなく、 中華社会では仏教でも行うようだ。 以前教室の生徒さんと一緒に、 京都宇治の万福寺に遠足に出かけた…

区切り

専門学校も休み明けの授業がすでに始まっている。 授業が始まって出席を取ると、 来ていない学生がいるので、 「○○さんは休みですか?」と他の学生に聞く。 すると、 「退学しました。」とか「帰国しました。」 という答えが返ってくることがある。 前期から…

短期留学

私が主宰する教室では、 1年に1回中国語圏に旅行に行っていた。 ところが、今年は個人的なことで、 私が中国旅行に行くことが出来ず、 生徒さん達も病気や様々な理由で 旅行の気運が高まらないので、中止にした。 それはそれでよいと思っているが、 今日の…

八卦掌

先日、八卦掌の講習会に参加した。 太極拳の団体を辞めた私は、 自分なりに練習はするものの、 いろいろな武術を見たり体験したいと思っており、 今回、以前から学びたいと思っていた、 八卦掌の講習会が京都で行われたので行ったのである。 八卦掌というの…

80年代の北京(8)

自分たちのことをよく言うわけではないが、 80年代の留学生は質が良かったと思うし、 現地中国もそういう印象を持っていると聞いた。 90年代にはいると質が悪くなり、 留学生による犯罪なども増えたようだ。 80年代の留学生は、 まだまだメジャーでは…

80年代の北京(6)

この時の短期留学は1ヶ月だったが、 土日を除く毎日、朝6時から太極拳の練習があり、 留学生は誰でも参加できた。 最初のうちこそ参加人数が多かったものの、 日を追うごとに人数が少なくなっていった。 みんなほぼ毎晩宴会をやって、 朝起きるのが大変に…

80年代の北京(5)

当時は日本との貨幣価値が大きく違うので、 北京では我々でも何でも安かった。 日本円を両替すると、 外国人用の「兌換券」というお金で帰ってきた。 一般の中国人は通常の「人民元」を使い、 我々がものを買うと、 お釣りによってようやく「人民元」を手に…

80年代の北京(4)

我々のクラスの授業担当は、 劉老師と頼老師という中年男性の先生2人だった。 いかにもベテランという感じで、 授業も楽しく、いろいろ工夫されているように感じた。 もちろん授業は全て中国語で行われる。 先生が話されるスピードの速い中国語も、 だんだ…

80年代の北京(3)

昔のことなので、少々記憶が曖昧だ。 確か北京の空港に着いたのは夜だった。 今ほど近代的ではなかった空港は、 愛想のない殺風景な雰囲気だった。 空港から学校へ向かうバスの中から、 道行く馬車を見るだけでカルチャーショックだった。 着いたところは、…

80年代の北京(2)

何せ初めての海外旅行であったから、 留学説明会に行く、パスポートやビザを取る、 なども初めての事だらけだった。 北京への留学なのに、 一気に北京にはいることは出来ず、 一旦上海の空港で入国手続きをしてからの、 北京入りであった。 中国語の先生以外…