ベイジン

普段私が読書をするのは通勤の電車の中だ。
それが家に帰ってからも読み続け、
一気に読み終えてしまったのが、
「ベイジン」である。

ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)

ベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)

作家は「ハゲタカ」を書いた人で、
ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

こちらはドラマで見て知っていた。
「ハゲタカ」もたいへん面白かったが、
「ベイジン」もかなり面白かった。
日本人が描く中国に関する作品は、
日常中国人と接する私としては
違和感を感じるものが少なくない。
しかし、この作品はそういう歯がゆさを感じさせなかった。
偏見のない視点から、よく取材されたのだと思う。
「ベイジン」というのは北京のことで、
この発音標記には違和感があるが、
作品そのものは素晴らしいと思う。