今まで何度も書いているが、
うちの次男は障害者である。
自閉症と知的障害があるのだ。
今年25歳で施設に通っていて、
そこで軽作業をしている。
先日アートフェスタという、
市のイベントが行われた。
その施設でも絵を出展することになり、
うちの次男の絵も選ばれた。
電車と動物が好きな次男の絵である。
小さなコーナーではあったが、
うちとしては嬉しいことであった。
昨日ちょっと用事があり、
隣駅まで歩いて行き、
用事が済んで帰る途中に、
ふと思いついて、
小学生時代の友人の家の前を通った。
すると何と友人の家が解体されていた。
ちょっと驚いた。
この友人というのは、
小学生時代成績優秀なしっかり者で、
みんなから頼りにされる存在だった。
高校時代以降ほぼ接触が無くなり、
どこかの大学に入学したと聞いていた。
ところがその大学時代に、
宗教だか政治活動だかにのめり込み、
実家に帰って来なくなった。
その家には母親と弟が暮らしていた。
その後あまり良い話を聞かなくなり、
家もずっとそのままになっていた。
昨日解体されているその家を見て、
彼がどうなったか知る術もなくなった。
どこかで幸せにいてくれたらいいが。