80年代の北京(4)

我々のクラスの授業担当は、
劉老師と頼老師という中年男性の先生2人だった。
いかにもベテランという感じで、
授業も楽しく、いろいろ工夫されているように感じた。
もちろん授業は全て中国語で行われる。
先生が話されるスピードの速い中国語も、
だんだん聞き取れるようになり、楽しかった。
寮は2人部屋で、暖房設備があった。
留学期間は、川も凍る厳寒の2月であったので、
暖房設備がないとたいへんだったが、
給湯はお粗末で、お湯が出ないこともしばしばだった。
我々大学生メンバーは社会人の2人を交えて、
毎夜ビールやワインをもって誰かの部屋で、
「反省会」と称する宴会が行われた。