自分探し

自己イメージ

少し前に、 zoomで高校時代の友人と話した。 その時に、 「高校時代のおまえはこうだった。」 とか、 「こんなことを言っていた。」 と言われたが、 私自身は覚えていないし、 自分が思う自己イメージと、 かけ離れているのに驚いた。 何十年も前に会社を辞…

毘沙門天

私は毘沙門天を我が家の守り神だ、 と勝手に思っている。 というのも、 ご縁があると思えることがあったからである。 まず父の死後、 ずっと浄土宗だと思っていたのに、 仏壇を見るとご本尊のところに、 弘法大師の御影があり、 うちが実は真言宗だったと わ…

終着点

今週前半に横浜に行って、 太極拳の研修に参加した。 これまで何回も参加しているが、 今回は特に手応えがあった。 先生に姿勢を直してもらった結果、 今までとは違う充実感が得られたのだ。 自分の中国語教室を辞めてから、 残りの人生で取り組むべき武術を…

進路大転換(5)

今はPCやタブレットで、 絵を描くようなアプリが様々あり、 そうしたものを使っての仕事も色々あることがわかった。 ただそれもそれなりのスキルが必要である。 そのスキルを学び就職につなげる学校や講座もあり、 私は長男にそれを勧めた。 最初は食いつい…

進路大転換(4)

もともと高校で理系クラスに入り、 大学も理工学部に入った長男なので、 新たな就職活動もその路線で探すことにした。 コロナの影響もあるだろうが、 長男の研究していた分野は、 割と最先端の研究だったので、 さほど苦労しないだろうと思っていた。 しかし…

進路大転換(3)

1週間経ったある日。 長男が会社から送られてきたメールを見せた。 何と「不採用」であった! 一旦内定を出しておき、 9月入社で構わないと言っておきながら、 実際にはもう一度最終面接を受けさせ、 それで不採用とは! この会社の人に対する態度には呆れて…

空手を始める(6)

「右脳の空手」は元東大教授の先生が、 65歳にして空手を始めた体験を書いたものであるが、 その中で私が25年前に習った先生が独立して一流一派を立てられ、 深遠な武術空手に到達されたことも書かれており、 その境地の高さが伺えるとても刺激に満ちた本で…

空手を始める(5)

太極拳の会を辞めてから、 私にとって十全十美な取り組む対象を求めて、 色々な教室を渡り歩いた。 1年以上学ぶものもあれば、 講習会に参加しただけのものもあった。 自分これまで学んだ太極拳を練習しつつ、 自分の中国語教室の一部として、 太極拳教室も…

空手を始める(4)

30代後半は、 ほぼ仕事と子供のことで手一杯だった。 そして38歳のとき、 このままだと大したことも習得できないまま年をとってしまう、 という危機感が湧いてきた。 幸いその頃は、 不安定ながらも専門学校の仕事などができるようになっており、 余裕が少し…

空手を始める(3)

その後、 昇級審査があったり、 朝練に参加させてもらったりもした。 朝練では先生に組手の相手をしてもらったが、 私のただの闇雲な攻撃は一切当たらず、 出ようとするタイミングに合わせて横蹴りを食らったり、 倒されたりすることが何度もあり、 先生のレ…

空手を始める(2)

メンバーのうち男性の1人は、 消防士を目指している若い人で、 後に本当に消防士になられた。 もう1人はいくつかの空手道場を経て来られた方で、 体格も技も十分に出来上がっている人だった。 この人は後に大会で優勝された。 女性のうち1人はとても練習熱心…

空手を始める(1)

今から25年以上前のこと。 10代から武術に興味があって、 色々体験してきた私が、 30代になって結婚したばかりの頃、 またぞろ虫が騒ぎ出した。 何か武道をやりたいと思い始めたのだ。 仕事に空き時間がある曜日の午後の時間を利用して、 カルチャーセンター…

山伏体験

令和元年となった昨日。 滋賀県の三井寺の山伏体験に参加した。 朝8時に現地集合した後、 説明とお経の練習を終えると、 装束を着ることになった。 これが結構難しい。 何とか身につけたら、 山に入る。 雨が降っていて足元もぬかるんでいたが、 どんどん進…

慟哭

貫井徳郎「慟哭」を読んだ。 慟哭 (創元推理文庫) 作者: 貫井徳郎 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1999/03/17 メディア: 文庫 購入: 27人 クリック: 1,512回 この商品を含むブログ (218件) を見る この作家の作品は、 これまで数冊読んでいて、 いずれ…

今日からお遍路

去年10月に、 家内と一緒にお遍路1回目に行った。 お遍路1回目(1) - のたうつ自由の日常 その後家内は毎月行っているが、 私の方は仕事の関係上無理だった。 3月末なら授業がないので行ける、 そう思って予約したが一杯だった。 そして今日から9日間のスケ…

この土日

この土日の体調は最悪だった。 朝起きたら頭がクラクラして、 目が回るような感じがした。 いわゆるメニエールみたいだった。 腹もむかつく感じがあって吐き気がした。 それでも仕事に行くと、 午前中は太極拳なので、 その練習中はスッキリして不快感はなか…

修験道体験(5)

滝場に着くと、 空手着のような専用の道着を着る。 中は下着など着けてはいけない。 いわゆる中はスッポンポンである。 すでに行者さんが場を清める祈祷をしてくれており、 我々体験者は5人一組で進む。 少し高い場所にある滝に行くため、 鎖が数本付けられ…

修験道体験(4)

「胎内くぐり」とは、 山の岩でできた穴を通り抜けることである。 出口で行者さんがずっとお経を唱えてくれていて、 それが見えるくらい短い距離なのだが、 いざ入ると真っ暗で狭く、 自分は本当に出られるか不安になる。 行者さんの話によると、 どうしても…

修験道体験(3)

山は思ったより急だった。 事前に行者さんたちが、 登りやすいように、 ロープを張ってくださっていたので、 登ること自体は特に問題ないが、 時々石が落ちたり足が滑ったりなど、 一瞬たりとも気が抜けないのも事実だ。 これまで山を走ったりしたおかげか、…

修験道体験(2)

8時45分の集合時間に間に合うよう、 急いで登っていき、 ようやく本堂下の、 巨大なお不動さんがおられる場所に着いた。 山伏の格好の人たちが大勢いた。 男性は黄色、女性は紫や白の服であった。 私のような普段着の人もいて、 体験の参加者だとわかる。 受…

修験道体験(1)

前回の信貴山玉蔵院での僧体験で、 こうした体験の面白さを知った私は、 犬鳴山七宝龍寺で行われる修験道体験も申し込んだ。 http://www.inunakisan.jp/ このお寺には1月にお参りしたことがあり、 http://d.hatena.ne.jp/tanglou/20180124 その雰囲気が何と…

修行体験(6)

その後は作務。 境内の石段を箒で掃除。 百八礼の影響で少し腰が痛いが、 前日に般若心経を解説してくださったお坊さんと、 色々話をしつつ掃除をするのが心地よかった。 掃除をしていると、 お寺の従業員に間違われたりもした。 そして最後は写経であった。…

修行体験(5)

2日目早朝。 玉蔵院浴油堂で護摩がある。 私にとっては人生初である。 まだ外は暗くて寒いが、 護摩の火もあってか寒さは感じない。 般若心経や真言について、 前日練習したものについては唱和するよう、 言われていた。 護摩が終わると本堂に移る。 こちら…

修行体験(4)

初日のカリキュラムが終わると、 夕食であった。 立派な広い部屋で、 真ん中に私1人分のお膳があり、 食事前にお坊さんが来られ、 「般若心経」と「五観の偈」を教えてもらい、 唱えてから食事。 もちろん精進料理であるが、 これがまたとてもおいしい。 食…

修行体験(3)

「百八礼」の後は「阿息観」であった。 「阿字観」というのは聞いたことがあったが、 これは初めてで「アー」と言って行う瞑想法である。 しかし私は「アー」を言うタイミングがわからず、 ただの瞑想になってしまったが、 それでも「百八礼」の後ということ…

修行体験(2)

玉蔵院は落ち着いた雰囲気の、 とてもきれいなお寺だった。 http://www.gyokuzo.com/ 入ると護摩木に願い事を書くように言われた。 翌朝護摩を間近かに見ることができるのだ。 わたしにとっては初めてのことだ。 15時から早速修行は始まったが、 最初はご住…

修行体験(1)

先日、 1泊でお寺の僧修行体験をした。 場所は信貴山朝護孫子寺の玉蔵院さんである。 もともと何か修行体験をしてみたいと思い、 いくつかのお寺を考えていたが、 太極拳の生徒さんが、 かつて行かれたことがあり、 「玉蔵院がよかった」と言っておられたの…

複数の要素

去年から、 武術への興味がなくなり、 神社仏閣に行くようになった。 こうなるには、 いくつかの要素が重なったのである。 まず自分の年齢、 自分が死んだ後の子供たちのこと、 母の病気及び老化、 山を走る楽しさに目覚めたこと、 それに伴う修験道への興味…

鄭子太極拳

ここ3年ほど、 「鄭子太極拳」という台湾で普及し、 欧米でも広く行われている太極拳を学んでいた。 大阪に先生がおられなかったので、 半年に1回東京に習いに行っていた。 その技術は今まで学んだものと大きく異なり、 「柔の極致」と言われる正にそのまま…

マンガ研究会

大学に入学した長男も、 通い始めて1か月になる。 授業にも真面目に出ているようだが、 サークルの方もマンガ研究会に入り、 楽しそうにやっている。 昨日新入生歓迎コンパがあったらしく、 夜10時半になって帰ってきた。 まだ未成年なので、 酒は飲んでいな…