メンバーのうち男性の1人は、
消防士を目指している若い人で、
後に本当に消防士になられた。
もう1人はいくつかの空手道場を経て来られた方で、
体格も技も十分に出来上がっている人だった。
この人は後に大会で優勝された。
女性のうち1人はとても練習熱心な方で、
後に世界チャンピオンになられ、
今も師範として活躍されている。
もう1人の女性は背の高い人で、
中国に短期留学されていたと聞いた。
さらにもう1人の女性がおられたが、
この方はまもなく練習に来られなくなった。
稽古の雰囲気はとても良く楽しかった。
準備運動、基本練習、ミットを使っての対人練習、組手、型などが、
主な練習内容であった。
この流派の動きは主にサバキといって、
円の動きで相手の攻撃をかわして、
側面や背後に回り込む動きを得意としており、
格闘技術としてとてもよくできていた。
稽古に通ううちに徐々に体が慣れてゆき、
それなりに上達が感じられるのがうれしかった。