修行体験(3)

「百八礼」の後は「阿息観」であった。
「阿字観」というのは聞いたことがあったが、
これは初めてで「アー」と言って行う瞑想法である。
しかし私は「アー」を言うタイミングがわからず、
ただの瞑想になってしまったが、
それでも「百八礼」の後ということもあってか、
とても落ち着いてリラックスすることができた。
続いては「般若心経」の講義があった。
この講義をしてくださったお坊さんは、
講義の進め方や話し方がとても上手で、
分かりやすいうえに面白く、
さらに今まで本で読んだものとは異なる独特の切り口で、
深い内容を身近な例を引いて教えてくださり、
とても感銘を受けた。