今はPCやタブレットで、
絵を描くようなアプリが様々あり、
そうしたものを使っての仕事も色々あることがわかった。
ただそれもそれなりのスキルが必要である。
そのスキルを学び就職につなげる学校や講座もあり、
私は長男にそれを勧めた。
最初は食いついてきた長男は、
その後考えた挙げ句、
結局自分なりの方向でやりたいと言い出した。
それから長男は家内や私と色々話した。
高校や大学での理系分野での学習も、
我々親が強く勧めたからであって、
本人はさほど興味もなく成績も良くなかったので、
辛かったのだとのことであった。
現在のところ長男は既に色々絵やマンガを発表して売っており、
小規模ながら売上もあり、
絵の師匠的存在の人も数人いて教えてもらっているし、
絵を買ってくれるファンのような人たちもいるのだそうだ。
さまざま話した結果、
アルバイトをしながら、
絵やマンガでそこそこ暮らしていけるレベルになる方向で頑張ることになった。
ただし3年を期限とすることにした。
どうなるかわからないが、
長男にとってはある意味理想的な展開になったわけである。
私も長男は普通の会社づとめは無理なのかもしれない、
と密かに思っていた。
また私自身も最初こそ会社づとめはしたものの、
その後は根無し草のように様々な仕事をしてきた人間なので、
長男に普通の会社づとめを強いる資格もないのである。
今回我が家にとって大きな方向転換であった。
これが吉と出てくれたらいいなと思っている。