「右脳の空手」は元東大教授の先生が、
65歳にして空手を始めた体験を書いたものであるが、
その中で私が25年前に習った先生が独立して一流一派を立てられ、
深遠な武術空手に到達されたことも書かれており、
その境地の高さが伺えるとても刺激に満ちた本であった。
早速見学に行かせていただき次の週には入会した。
今は真義館という流派の館長となられた麻山先生が教えてくださっている。
フルコン空手のクラスもあるのだが、
私はもうガンガンやる空手は出来ないので、
型クラスに入っている。
それでもその内容の深さや実戦に繋がる武術空手の恐ろしさは窺える。
道場の雰囲気は礼儀を重んじ、
型や動きの正確さには厳しいが、
和気藹々とした中にも緊張感があるいい雰囲気である。
特筆すべきは先輩方の懇切丁寧な指導で、
一生懸命に教えてくださる姿勢には本当に頭が下がる。
また折に触れて詳しく書きたいと思うが、
母が亡くなり世の中がコロナ禍で大変なこの年に、
このような素晴らしいものに出会えたことに感謝である。