木村政彦

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
を読んだ。

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

仕事の行き帰りや寝る前の時間をフルに使って、
4日間かかって読み終えた。
大変な労作である。
武道や格闘技の好きな人にとって、
馴染みある名前が次々に出てくる。
普通なら適当に濁してしまうようなところも書いてあり、
読んでいてかゆいところに手が届く取材ぶりであると思った。
私は「木村政彦 わが柔道」という本も持っている。
木村政彦 わが柔道

木村政彦 わが柔道

ゆえに、木村政彦という人の超人的な強さや努力について、
ある程度の認識はあった。
しかし今回改めてその凄さを思い知らされた気がしたし、
人間としての悲しさも感じられた。
最後に書かれていたエピソードも衝撃的で凄い。
読後にずっしりと後を引くような感じが残る1冊であった。