読書の癖

昔、学習塾に勤めていた頃、
学生の親から、
「子どもが本を読まないので困る」
という相談を持ちかけられた。
そういう場合、私は
「お子さんの興味ある分野の本から広げて行く」
という内容のアドバイスをしていた。
私自身は子どもの頃から読書好きであったが、
興味ある分野からは読書の量や範囲が広がる経験があったので、
こういうアドバイスをするようになったのだ。
しかし、自分が親になり子供を持つと、
自分の子どももあまり本を読まないことに気づいた。
そこで、自分がアドバイスしたとおりにやってみた。
息子たちは小学校低学年の間は、
かいけつゾロリ」や「怪談レストラン」が好きだったので、

怪談レストラン(1)幽霊屋敷レストラン

怪談レストラン(1)幽霊屋敷レストラン

よく買ったものだった。
特に長男は、ちょっと不思議な話が好きなので、
現在ではほぼ強制的に、
聊斎志異」を1話ずつ読ませている。
聊斎志異 (岩波少年文庫 (507))

聊斎志異 (岩波少年文庫 (507))

1話ずつだと短いし面白いので、文句を言わず読んでいる。
これが終わると「今昔物語」を読ませるつもりである。
今昔物語集 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

今昔物語集 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)