堂場瞬一「独走」を読んだ。
- 作者: 堂場瞬一
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2013/10/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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国のサポートを巡って、
スポーツの在り方を問う作品である。
金メダルを狙える高校生の陸上選手を、
かつて金メダルを獲得した柔道選手が、
国側の人間としてサポートすることになる。
国のサポートはまさに至れり尽くせりである。
しかし、
一方でその管理は人間性を奪うものでもある。
それがスポーツの本質として正しいものなのか、
考えさせられる。
テレビでスポーツの大会が放映されると、
私もやはり見てしまう。
ただ、
オリンピックや高校野球など、
勝つために有力選手獲得のための、
様々な招聘競争の話を聞くにつけ、
私は行きすぎの感を持っていただけに、
この小説はそれを具体的に示してくれたと言える。