四国お遍路回想(12)

明日が最終日という8日目の夜、

先達兼ドライバーさんに感謝の気持ちを表すため、

打ち上げをやって慰労することにした。

結局ただの宴会になったが、

ここまでやってきた達成感や充実感、

さらに酒の勢いもあって、

それぞれの境遇の暴露や今後の夢など、

話は勢い濃い内容になった。

同年代と言うこともあってか、

やはりそれぞれ色々な経験を経ている、

ということを改めて感じさせられた。

男3人だけで9日間一緒に八十八か所周って、

それなりの連帯感や友情めいたものが生まれた気がした。