月蝕楽園

友人である作家朱川湊人氏の新作、
「月蝕楽園」を読んだ。

月蝕楽園

月蝕楽園

5つの短編から成る。
子供の頃の切ない思い、
しみじみとして泣けるホラー、
こうした作品を描いてきた朱川氏であるが、
この作品は初期の頃に戻った感じである。
ダークで倒錯的で不気味、
登場人物はすべて悲しい運命の人たちだ。
人の業のようなものを感じさせる小説であった。