入院生活(7)

今回の入院生活において、
もっともしんどかったのが、
手術終了後の夜であった。
最初のうちはまだいい。
下半身は全く感覚がなく、
足を動かそうと思っても動かせない。
しばらく経ってだんだん感覚が戻ってくる。
足の指が動くようになってくると、
他の箇所の感覚も徐々にはっきりしてくる。
ところが膝を立てることもできず、
寝返りも打てない。
腰や足がだるくなり、
動かせないストレスも大きい。
数時間経つうちに、
尿意を催してくるが、
尿管に管が入っているため、
排尿の感覚がない。
何かおねしょするような感じがするのだ。
血圧は上がり微熱も出て、
身体が熱くなったり寒くなったりした。
看護士さんが2時間おきぐらいに来てくれたが、
朝まで我慢の連続であった。