クレーン車

家内から聞いた話。
家内に、あるお母さん友達がいる。
その人の夫は、ある日の朝なかなか起きてこなかった。
寝ている夫の様子を見ようと3階に上がったその人は、
脳溢血で寝たままの夫を見て驚いた。
夫は意識はあったが起きあがれず、
救急車を呼んでほしいと言った。
その際、近所に騒がれたくないので、
サイレンを鳴らさず来てほしいと救急に頼んだそうだ。
ところが来てくれた救急車は、その夫を運べない。
その夫は体重が100キロ以上あり、
また3階で寝ていたため、担架で運び出せなかったのだ。
結局、クレーン車が来て、窓から出されて病院に行けた。
3ヶ月の入院の後、若干の後遺症はあるものの、
30キロ体重が減った夫は、今では仕事に復帰しているそうだ。
しかし、クレーン車が来たことで、
サイレンどころでない大騒ぎになったことは言うまでもない。