警告

パトリシア・コーンウェル「警告」を読んだ。

警告 (講談社文庫)

警告 (講談社文庫)

シリーズ第10作で、
最高作と言われているらしい。
今回は主人公の足を引っ張る連中が出てきて、
様々な妨害を行う。
そして連続殺人犯の異常さが際立つ。
確かに一気に読める小説であった。
ただこのシリーズを読んでいて、
アメリカ人の心理的な面をある程度知ることができ、
その感情の動きの激しさは、
やはり日本人とは異なることを意識させられる。
ワーカホリックでありながら、
冷静に事件に対処する主人公や周囲の人間が、
心理面となると感情むき出しにする言動は、
私などにとっては激しくて、
かつとても無駄なエネルギーに思える。
と、このような感想を持ちながらも、
次の作品を読もうと思っているのである。