パトリシア・コーンウェル「接触」を読んだ。
- 作者: パトリシア・コーンウェル,相原真理子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1997/12/12
- メディア: 文庫
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今回は、
殺人事件に細菌感染の恐怖が加わる。
主人公の周囲にも感染者が現れ、
主人公自身にも感染の恐れがあり、
さらにはパンデミックの恐怖まで生まれる。
このシリーズも、
これまで続けて読んでいるが、
決して推理謎解きものというのではない。
読者が登場人物の中から犯人を推理する、
という要素はなくて、
事件もののドラマや映画を見ている感覚である。
したがって、
犯人発覚やそれにかかわる顛末は、
むしろ呆気ないものであった。
それはともかく、
ドラマ的小説としては、
面白く読むことができた。