業火

パトリシア・コーンウェル「業火」を読んだ。

業火 (講談社文庫)

業火 (講談社文庫)

女性検屍官シリーズである。
今回は過去に出てきた犯罪者に、
主人公や周囲の人々が翻弄される。
それぞれ大きな変化が生じる、
シリーズ展開上重要な作品である。
これまでも犯罪場所に関して、
ダイビングなど様々な世界が描かれたが、
今回は火災やヘリコプター操縦などに、
おそらく作家が経験し学び取材した内容が、
細かく描写されている。
こうしたこともこのシリーズの特徴である。
結局このようにまんまと乗せられて、
続けてシリーズ作品を読んでしまうのだろうなと思うが、
私は早速次の作品を読むつもりでいるのである。