自己分析

昨日ある生徒さんと話していた。
その生徒さんの友人の事である。
大手企業に勤めていたその友人は、
定年が近いことから第二の人生に向けて、
マンション管理士やボイラー技師などいろいろな資格を取った。
しかしあるとき、
「本当にそれがやりたいことなのか」、
という考えが浮かんだ。
たまたま故郷に居たことから、
故郷の友人と自分は何をしたいのか、
夜中まで話し込んだという。
その結果出た答えは意外なものだった。
何と自分は保育園をやろうと思ったのだという。
事情からお子さんが小学生時分に離婚したその人は、
以前からいわゆる孤児院などに寄付をしてきた。
「子供に対して何かしてあげたい」、
という気持ちがずっと自分の中にあったのに気付いたのだ。
どうやってやっていくのかまだ模索中というが、
現在実行に向けて動き出しているという。
幸い私は自分のやりたい仕事をやらせてもらっているが、
自分の道を見つけるための自己分析について、
考えさせられる話であった。