美女と竹林

森見登美彦「美女と竹林」を読んだ。

美女と竹林

美女と竹林

最近はまっている森見作品のエッセイである。
エッセイとなると、
たいがい小説とは異なる書き方が多いが、
この作家の場合、まるで文体が同じである。
書かれている事実は本当なのだろうが、
全体的に本当かフィクションかわからなくなる。
いずれにせよ、面白い。
作家の京都の竹林に対する思い入れが感じられる。
さらにこの人がどんな人なのかが、
徐々にわかってきたのが興味深かった。
案外マスメディアに登場しているのもわかったし、
読み終わって京都や竹林に出かけたくもなった。