世代

昨日、
約15年間講師をした専門学校の最後の仕事であった。
辞めようと決意したのは、
複数の様々な要因が重なった結果であるが、
最も大きなものは、生徒との心理的ギャップである。
理由はよくわからないが、
今の日本人の専門学校生との授業においては、
気持ちの交流が感じられなくなってしまったのである。
学生側の変化か、私の変化か、それともその両方なのか。
留学生対象の授業では、むしろそんなことはないのである。
私は、自分の子ども達の通う小学校や中学校の現実を見ていても、
日本人学生の精神面の教育に危惧を抱いている。
そしてそれは、ひとり教育だけの問題ではなく、
おそらくは社会全体の問題の反映でもあるのだろう。
少なくとも自分の子どもには、
私の思うまともな日本人としての教育が受けられるよう考え、
配慮して実践していきたいと考えている。