現状把握

このところ、体罰が話題になっている。
私は「体罰は無いに越したことはない」と思っている。
ただし、
かつて専門学校で日本人の学生相手に講師をし、
この間まで中学生だった子供を持つ親としての立場で言えば、
「必要な場合は体罰やむなし」という考えを持っている。
幸い、私は日本人学生対象の専門学校で体罰せずに済んだ。
それでも、このまま続けていけば、
自分の精神・身体の状態を健全に保てないと思い、
この学校を辞めた。
高校卒業年齢であり、
ある程度自覚を持った専門学校生にしてからが、そうなのである。
学校にもよるが、
今の小学校高学年や中学生のレベルは大変に低いのだ。
この場合のレベルというのは、
学力だけではなく、
授業態度やモラルについても含めている。
子ども達そのもののレベルもそうだが、
親たちのレベルもかなり低い。
仮に私が、
小学校や中学校の先生をやれと言われたとしても、
とてもできない。
体罰に関して批判的立場の人は、
現状を知らずにただ批判するのでなく、
実際に対象となった子供の様子やクラスの雰囲気を、
一定期間十分に観察した上で判断すべきだと思っている。