火曜日の生徒さんの話。
この生徒さんは主婦だが、
長年学習塾の先生もやっておられる。
そこで子供の話や進路の話がよく出るのだが、
生徒さん自身は小学生時分から
将来は先生になろうと思っていたという。
きっかけは、やはり自分が習っていた先生が
素晴らしかったからだそうだ。
そういう先生に何人も出会い、
そして自分も高校の先生になり、
同僚だった人と結婚して、
今は塾の先生をしておられるというわけだ。
小さい頃にやりたいことや進路を決め、
そのとおりの人生を歩めるのはすごいことだ。
私自身も先生と呼ばれる仕事をしているが、
自分がこの職業をすることは、
子供の頃には想像もしていなかったし、
自分の人生はこの方向でいいのだと思えたのは、
39歳のころのことであった。
ともかく、仕事上いろんな生徒さんにお会いして、
様々な人生の話を聞けるのだから、
子供に対しても幅広いアドバイスができる、
という点においてはいいのかもしれない。