立つ

昨日の太極拳の授業で、
声楽をやっている生徒さんに、
久しぶりにお会いした。
いろいろと話を聞いていると、
声楽の授業の際に、
太極拳で学んだことが役に立っているそうだ。
太極拳の練習では、
「站とう功」という立つ練習をする。
この生徒さんは、
声楽の授業に行くと、
先生が授業前に話をされる際、
立っているときに「站とう功」の姿勢で聞く。
話は30分に及ぶ時があり、
その間その姿勢で立っていると重心が落ちて、
その後の授業で先生に怒られずに済むらしい。
声を出すのに重心が上がるとダメなのだそうだ。
半年ぶりに再開した太極拳授業であるが、
生徒さんがご自分の生活に生かしておられるのを聞き、
うれしく思ったことであった。