墓参の帰りに

昨日は家族で、

京都に墓参りに行った。

母方の先祖のお墓があるのだ。

墓参りを終えて、

家の最寄り駅で電車を降り、

家への道を歩いている時、

道端で座り込んでいる老人がいた。

杖を頼りにようやく立ち上がったが、

ちゃんと歩けない。

住んでいる町名を聞いたが、

私達もよく知らない地名だ。

それでもゆっくり歩き出す。

すると近く家の人が、

自治会館から車椅子を借りて下さった。

そこで我々夫婦は子供たちを先に帰らせ、

車椅子を押して老人の家まで送ることにした。

そこから地図を確かめ、

さらに数十分歩いて、

ようやく老人の1人暮らしのアパートに着いた。

部屋に入るのを確認して、

車椅子を返して我々も帰宅した。

偶にこういうことに遭遇するが、

やはり老人の1人暮らしは大変だ。