納骨

昨日は母の納骨の日だった。
お寺さんと石材店さんとは、
午後1時からという約束だった。
身支度を整え、
母の遺骨や供え物を持って、
最寄り駅のタクシー乗り場に行った。
前にタクシーを待つ老人が1人いた。
だがタクシーが来ていなかった。
蒸し暑い日で、
老人は縁石に腰掛けようとして転んだ。
助け起こして座らせたが、
こちらは時間に間に合うか気が気ではない。
タクシー会社に電話しても、
配車できないなどと言う。
しばらく待ってようやくタクシーが来て、
老人をまた立たせてあげて乗せた。
幸いすぐ後にタクシーが来て、
我々も時間までに霊園まで行くことができ、
無事納骨を済ませることができたが、
ひやひやものであった。