沢木耕太郎「天路の旅人」を読んだ。
弟が面白いから、
と貸してくれたのである。
沢木耕太郎といえば、
学生時代にボクシングに興味を持ち、
「破れざる者たち」や「一瞬の夏」など、
ボクシング作品を読んだ。
さらに「テロルの決算」で、
衝撃を受けまた感動したものだった。
今回弟が勧めてくれたのは、
私がこのような作品を、
好きそうだと思ったから、
とも言っていた。
終戦前に蒙古、中国、インド、ネパール、
さらにチベットまでを、
諜報活動のために旅をした、
西川一三という人を描いた作品だ。
旅の様子を描いたものだが、
読み始めると面白くて止まらず、
僅か2日間で読み終えてしまった。
新聞広告などを見ても、
好評を得ている人気作品のようだ。