まほろ駅前番外地

三浦しをんまほろ駅前番外地」を読んだ。

まほろ駅前番外地 (文春文庫)

まほろ駅前番外地 (文春文庫)

高校時代の同級生が、
便利屋家業をやる日常を描いたシリーズ。
7つの短編から成る。
前作同様、
コンビが仕事上で出会う、
様々な日常的な出来事が、
いい雰囲気でこちらに伝わってくる。
書かれている内容がそこそこ細かくても、
読み飛ばそうという気が起きないのが、
三浦しをんの文章かもしれない。
あまりに冗長で、
筋に関係ない話は読み飛ばしたくなるのだが、
不思議と三浦しをんの作品は、
そうならない。
それが作家の力なのだろう。
シリーズ作品をさらに読みたくなる小説であった。