母が近くの病院に救急搬送され、
HCUで治療を受けることになったのが、
1週間近く前のことだった。
コロナウイルスの影響で、
家族の面会もできないとのことで、
その後の状況について聞くべく、
医師との面談の日を数日後に控えた先日。
夜私は自分の用事で外に出ていた。
帰りの電車の中で家内からの連絡があり、
母の状態が急変ということでそのまま病院へ向かった。
病院に着くと、
目を真っ赤に泣きはらした家内から、
「遅い!」
と怒られた。
母は目を半開きの状態で、
看護師さんに心臓マッサージをされていた。
その後医師からこれ以上やると肋骨が折れると言われ、
母は22時04分に逝った。
恐らく実際に魂が体から離れたのは、
もっと前だっただろうと思う。
享年84歳。
合掌。