「常行三昧」というのは、
夜すべての行事が終わってから、
円を描いてグルグル回るという行である。
1時間歩きながら唱え続けるので、
私は数が多いほうが良いだろうと思い、
速いスピードでどんどん唱えていたら、
1時間で3000回以上唱えられていた。
しかし後で聞くと、
もっとゆっくりのスピードで唱えるものだったらしい。
「食事作法」は真言やお経を唱え、
自分の食べるものからいくらか食べ物を取り分けて、
神仏にお供えしてから食べる方法であるが、
お供えした米などは夜に「施餓鬼」に使う。
「施餓鬼」は夏に行うお寺の行事だと思っていたが、
ここでは毎日行う。
そしてお坊さんに聞いたところでは、
家でも毎日やるほうが良いという。
「施餓鬼」のやり方も教わったので、
私は今でも毎晩家で「施餓鬼」をやっている。