真っ暗の中、
指導者のお坊さんを先頭に出発。
大峯山ではヘッドライトが便利だったが、
こちらでは手持ちの懐中電灯がいいという。
人の顔にライトがあたったりして危険性があるからだそうだ。
歩き始めると分かるが、
案外速いスピードで歩く。
ただやはり坂がきつくなったりすると、
とても唱えられるものではない。
今回とても良かったと思えたのは、
行者さんの歩く道を歩けるその事自体も勿論だが、
行く先々のお堂で勤行を行うと、
指導者のお坊さんから話を聞けたことだ。
例えばあるお堂では四種三昧といって、
四種類の修行の一つを選んで90日間外に出ずに行う。
十二年籠山行など様々な修行の話を直に聞けると、
驚くことばかりで大変に興味深いのだ。