黒祠の島

小野不由美黒祠の島」を読んだ。

黒祠の島 (新潮文庫)

黒祠の島 (新潮文庫)

国家神道ではない神を祀る黒祠の島
この島を舞台に殺人事件を追う探偵の話。
少しずつ謎を解明していく過程は、
残穢」に似ていて面白い。
残穢(ざんえ) (新潮文庫)

残穢(ざんえ) (新潮文庫)

また島という閉ざされた空間が舞台となるのは、
屍鬼」を思い出させる。
屍鬼(一) (新潮文庫)

屍鬼(一) (新潮文庫)

暗く寂しい印象がずっと付きまとう感じがする。
話は最後に意外な結末がある、
謎を解明するミステリーであるが、
怪談のような感じもある。
読み応えのある小説であったが、
読み終わって寝たら、
何か寝苦しく悪い夢を見た。