営繕かるかや怪異譚

小野不由美「営繕かるかや怪異譚」を読んだ。

営繕かるかや怪異譚

営繕かるかや怪異譚

先日読んだ作品がよかったので、
早速他の小野不由美作品を読んでみたわけである。
6つの短編からなる。
おそらく金沢などをイメージした古い町で、
古い家に住む人が怪奇現象に見舞われたとき、
登場するのが「営繕かるかや」である。
家の修理などを行う営繕業でありながら、
怪奇現象に造詣が深く、
適切に対処していく主人公が頼もしく思える。
怖い話でありながら、
古い町や古い家の描写が懐かしさを感じさせる。
シリーズ化されているのなら、
続きが読みたい小説である。