怪談の気づき

怪談は、
好きで読んだり聞いたりしているわけだが、
単なるエンターテインメントにとどまらず、
案外気づかされることもある。
昨日書いた犬神の話や、
「怪談狩り」の最新刊で、

怪談狩り 黄泉からのメッセージ (角川ホラー文庫)

怪談狩り 黄泉からのメッセージ (角川ホラー文庫)

最後に書かれていた「七代祟る」話などは、
私が直接聞いた時も身の毛のよだつ怖さだったが、
先祖との関わりや徳を積むことなど、
私にとって、
様々なことに思いを致すことになった。
それまでは禅にしか興味がなかったが、
密教修験道に目を向けるきっかけの一つにもなった。
このほかにも実話怪談の一部には、
思いのほか考えさせられるものも多いのである。