新耳袋 第六夜

新耳袋 第六夜」を読んだ。

新耳袋―現代百物語〈第6夜〉 (角川文庫)

新耳袋―現代百物語〈第6夜〉 (角川文庫)

もちろんたくさんの怪談が載っているわけだが、
やはり圧巻は、
第九章八十話からの幽霊マンションにまつわる話である。
関係者がどんどん巻き込まれていくのが怖い。
幽霊が出ました、
狐狸に化かされました、
変なものを見ました、
などというのはさほど怖くないが、
呪い的なもので、
理不尽に災難が降りかかるというのは、
全く別の恐怖である。
今回はなかなか迫力がある回であった。