前世療法

セバスチャン・フィツェック「前世療法」を読んだ。

前世療法

前世療法

ドイツの作家セバスチャン・フィツェックの作品。
刑事専門弁護士の主人公が、
脳に腫瘍のある少年の依頼を受ける。
前世療法を受けた少年が、
過去世で行った殺人についての依頼である。
その少年の言う殺人現場に行くと、
次々に死体が見つかる。
主人公や周囲の人々を操ろうとする声の主など、
そこから様々な追跡と捜査が始まる。
前作もそうだったが、
この作家の作品はそもそもの設定がユニークである。
読んでいて映画を見ているようなスピード感があり、
どんどん読み進んでしまう。