ラジオ・キラー

セバスチャン・フィツェック「ラジオ・キラー」を読んだ。

ラジオ・キラー

ラジオ・キラー

ドイツ人作家によるミステリー。
今回2作目を読む。
ラジオ局を占拠して人質を取る犯人。
その間、
警察とのやり取りを公開放送する。
要求が容れられなければ、
無作為に電話して、
ラジオを聞いていないリスナーが、
電話に出て合言葉を言えなければ、
人質を1人ずつ殺すという前代未聞の設定。
有能な女性交渉人の主人公が立ち向かう。
前回同様心理学的要素が絡むし、
スピーディーな映画を見ているような緊迫感がよい。
ただ何より、
どんでん返しの連続と予測できない展開が面白い。
ヨーロッパならではの要素もある秀作。