雪密室

法月綸太郎「雪密室」を読んだ。

雪密室 (講談社文庫)

雪密室 (講談社文庫)

初めて読む作家の作品で、
こんなに典型的な推理ミステリも珍しい、
とつくづく思いながら読んだ。
まずこの作家の名前が「法月綸太郎」で、
主人公の作家にして探偵の名もまた、
法月綸太郎」なのである。
女主人の山荘に招かれた客たちが、
それぞれ訳ありの人たちで、
そんな中で女主人が殺される。
客の中にいた法月警視は主人公の父親である。
雪の中の密室殺人を、
息子の法月綸太郎が、
関係者全員が集まった中で謎解きをする。
まさに定番の推理小説仕立てなのである。
ある意味とてもオーソドックスなのに、
とても楽しく読めた作品であった。