証拠死体

パトリシア・コーンウェル「証拠死体」を読んだ。

証拠死体 (講談社文庫)

証拠死体 (講談社文庫)

女性検屍官のドクター・スカーペッタのシリーズである。
相棒の刑事マリーノとのコンビもいい。
様々な伏線がありつつも、
少しずつ真実に近づいていくこのシリーズは、
警察小説としてはやはり面白い。
ただ女流作家が殺されるこの事件は、
被害者と加害者や関係者の青年が、
繊細であるがゆえに人生が歪められ、
傷ついて犯罪に巻き込まれるのは、
可哀想で仕方なかった。