徒手捜査

今野敏徒手捜査」を読んだ。

格闘技小説とでもいうジャンルだろうか。
主人公を中心として、
犬にまつわる武術を使う3人が、
内閣情報室に要請に基づいて、
戦うというものである。
設定自体は荒唐無稽なのだが、
格闘技や武術に技については、
作家が空手道場をやる人だけに、
描写がリアルで、
登場人物や団体も実在をモデルにした感じがわかる。
同じ作家の警察ものもいいが、
こうした軽めの作品もたまに読むと読みやすくて良い。