猫の朝の日課

ちゃんと起きられれば、
私は朝4時半に犬の散歩に出る。
調子がよければそのまましばらく走る。
帰ってきてからはコタツに入って、
ニュースを見たり、新聞を読んだり、ブログを書いたりする。
このとき起きだした猫がやってきて、
タツの上、つまり私の目の前に座る。
猫を飼っている人ならわかると思うが、
猫というのはどうも人の注目を浴びたいようだ。
新聞を広げると新聞の上に座るし、
テレビを見ている時には、見ている人とテレビの間に座ったりする。
要するに大変邪魔なのである。
うちの猫はコタツの上に座って、私の顔を見つつ「にゃあ」と鳴く。
これは「窓を開けてくれ」ということなのである。
寒さが厳しくても、私は窓を開けなければならない。
窓の脇に座った猫は、飛び交う鳥に対し、
「にゃにゃにゃっ!」と脅しをかける。
子供たちが学校に出かける時間になると、窓からお見送りする。
その後しばらくして寒くなった猫は、
またコタツの上に戻り、私に向かって「にゃあ」と言う。
これは「コタツに入れろ」と言っているのである。
タツに入った猫はゴロっと横になる。
これがうちの猫の朝の日課である。