コタツ

一昨日と昨日は暖かかった。
外を歩いていると、
暑くて上着を脱がなければならないほどだった。
にもかかわらず、コタツを出した。
先週、何となく猫が元気がなく、
何度か餌を吐いたりしていたので、
寒くて風邪を引いたのではないかと考え、
暖かく休めるようにしてやろうと思ったのだ。
慌ただしい平日より、
時間に余裕がある日曜日のうちに出しておくことにした。
タツを出したのは、私の部屋である。
すると一気に私の部屋が所帯じみた感じがした。
私の部屋にはPCが置いてあり、
普段は基本的に仕事用の部屋である。
ところがコタツを置くと、
何となくそこに居座ってのんびりする感じになる。
タツとはそういう生活用品なのだと
改めて感じたことであった。
ところで猫だが、暖かいからなのか、
こちらの意に反して中に入ろうとせず、
少々警戒しつつ周囲をかぎ回るだけであった。