先日のこと。
母が「朱川さんの広告、載ってるよ。」
と毎日新聞を持ってきてくれた。
「超魔球スッポぬけ!」の文庫化広告であった。
- 作者: 朱川湊人
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/10/08
- メディア: 文庫
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「朱川さん、イタリア行ったの?」
と聞く。
そんな話を聞いたことがなかったので、
おかしいことを言うなと思って、
何故そう思うのか尋ねると、
「バチカンに行ったって書いてあるでしょ。」
と言う。
もう一度広告を見ると、こうあった。
「ノスタルジックで温かな物語で読者を泣かせ続ける直木賞作家が、
バカチンで数奇な日常を綴った、笑いで泣かせる初めてのエッセイ!」
つまり、母は「バカチン」とあるのを、
カトリックの総本山「バチカン」と読み違えたのであった。
何ともバカチンなことであった。
しかし、もし朱川氏が本当にわざわざ「バチカン」に行って、
「バカチン」な話を書いたとしたら、
それはそれで本当にとんでもない「バカチン」な話になるな、
と思ったことであった。