脚色

図書館で何冊か本を借りた。
そのうち「天璋院篤姫」も借りた。

新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫)

新装版 天璋院篤姫(上) (講談社文庫)

以前も書いたが、
NHK大河ドラマで「篤姫」が放映されていたとき、
私は見なかったし興味もなかった。
しかし、台湾に行ったときに台湾でも評判だったことを知った。
帰国後、タイミング良くBSで再放送が始まったので、
見始めたら面白くてハマってしまったのだ。
原作を読むと、ドラマはかなり脚色してあるのがわかった。
原作では、心理描写が細かく書いてあり、
たいへん苦労の多い人生が描かれていた。
ドラマの方は、そうした苦労が昇華されるよう脚色されている。
ドラマで重い現実を毎回突きつけられたら、
見る方はしんどくなって見なくなるのだろうと思われる。
原作もドラマもそれぞれ独立した1つの作品ということだろう。