制服警官

また佐々木譲の警察小説を読んだ。
「制服警官」である。

制服捜査 (新潮文庫)

制服捜査 (新潮文庫)

これも今まで読んだものと同じ北海道警察ものだ。
だが、主人公は刑事ではなく、村の駐在さんである。
赴任してきた駐在警官が事件を解決していく短編連続ものだ。
小さな村でも様々な犯罪があり、
有力者の汚職などもある。
続きが気になって一気に読んでしまう面白さだ。
よく田舎はのんびりしていていいだろうなと思ってしまうが、
狭い閉鎖社会の中でのしがらみや慣習による犯罪隠しなど、
結構嫌な恐ろしい面もあるのだなと認識させられる。