犬どもの栄光

佐々木譲「犬どもの栄光」を読んだ。

犬どもの栄光 (集英社文庫)

犬どもの栄光 (集英社文庫)

久しぶりに読む佐々木譲作品である。
北海道で家を買おうとしている女性が主人公。
その家の前の持ち主が、
不審な男であることから、
主人公はいろいろ調べ始める。
男の素性が徐々に明らかになり、
思わぬ展開に発展していくという話。
謎解きにひかれてどんどん読み進める、
面白い小説ではある。
主人公の謎解きへの情熱が、
ちょっと非常識なのが気になるが、
そうでないと話が進まないので、
しょうがないのだろう。
好きな佐々木譲作品だが、
これまで警察物の作品しか読まなかった。
これを機に冒険物も読もうと思う。