九九

先日のこと。

現金書留でお金を送る必要があり、

近くの郵便局に行った。

その時にたまっていた切手を持って行った。

亡き母がかつて切手をためていて、

それをなるべく使いたかったのだ。

結局ミッフィーの切手8枚を貼った。

帰り道にふと考えた。

切手を何枚貼るか計算した時、

少し計算に戸惑った。

自分の計算が正しいかどうか、

不安に感じたのだ。

そこで思ったのは、

九九を今でも正しく覚えているだろうか、

ということである。

帰り道に私は久しぶりに、

九九を小声で唱えながら帰宅したのであった。