祈りの幕が下りる時

東野圭吾祈りの幕が下りる時」を読んだ。

 

 これも数年前に映画で見ていた。

 

 加賀恭一郎シリーズ最後の作品である。

感動的ではあるが、

悲しく何ともやりきれない気持ちにもなる。

何となく松本清張の「砂の器」を思い出した。

 

 このシリーズの後半は、

特に家族の間のどうしようもない運命や気持ちを描く。

それが読者の気持ちに響くのだろう。

主人公の母親に関する謎も明らかにされる。

このシリーズはもう書かれないのだろうか?

できればまた続けてほしいと思うのだが。