2021-07-22 嘘をもうひとつだけ 家庭 日常 読書 東野圭吾「嘘をもうひとつだけ」を読んだ。 嘘をもうひとつだけ (講談社文庫) 作者:東野 圭吾 講談社 Amazon 刑事加賀恭一郎シリーズの6作目である。 これまでとは違って、 5つの短編から成っている。 いずれも普通の家庭の中で起こった殺人事件を、 加賀恭一郎が犯人を追い詰める作品だが、 主人公の推理が際立つ。 主人公は頭脳は鋭いが、 優しさもある男前なので、 勿論読んでいて痛快なのだが、 犯人の立場からすると相当嫌な存在だろうと思える。 いずれもありきたりなストーリーから一捻りあるので、 読んでいて飽きない面白い作品である。